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iPhoneからWindows7(Pro) のリモート起動

先のブログで、TeamViewerでのリモートデスクトップについて書きましたが、
これを利用するための前提条件として、パソコンが起動していて
TeamViewerが実行されていることが必要でした。

しかし、パソコンの電源を入れっぱなしにすることは電力を無駄に使いますし
パソコンの寿命にも良い影響はないでしょうから、リモートで電源を入れたいと
考えました。

調べてみると、WOL(Wake on Lan)という機能がパソコンには備わっていて、
それに必要な特別な信号を送ることで起動するということでした。

ただし、これにも必要条件があって、起動される側のパソコンは
ルーターに有線接続されていなければなりません。
何故かというと、推測ですが、有線LANの場合はローカルのIPアドレスが
固定ですが、無線LANではそれが動的に割り振られるため起動相手を
特定できないからだろうと考えます。

前置きが長くなりましたが、iPhoneのアプリとして RemoteBoot というのがあり、
これを利用して実現することができたので、ここに書いてみようと思います。

RemoteBootの画面
上のようなiPhoneの画面から、BOOTボタンをタップすると、パソコンが起動します。
私の場合、スリープ状態からはうまくいかず、スタンバイ(休止状態)からはうまくできました。

同一LAN内からは、接続できませんので、家庭で試すにはiPhoneの設定で
Wi-FiをOFFにして4GLTEまたは、3GからBOOTしてください。

このアプリを利用するためには、パソコンと無線LANルーター、
そしてRemoteBoot其々の設定が必要ですので、順を追って説明します。

まず、Windowsの設定をします。
コントロールパネルからデバイスマネジャーを開きます。
ネットワークアダプターのところの有線LANのデバイスを見つけます。
私の場合は Broadcom Netlink(TM) Gigabit Ethernet となっていました。
これをクリックして選択し、右クリックでプロパティを開きます。
デバイスマネジャーで有線LANのデバイスを見つける

詳細タブを開いて、Wake Up Capabilities を選択し、値を Both とします。
プロパティの詳細設定Wake Up Capabilities

次に、WOL Speed を選択し、値を Lowest Speed Advertised とします。
プロパティの詳細設定WOL Speed

それから、Network Address の値に 自分のローカルIPアドレスを設定します。
これは、 192.168.xxx.yyy などという値です。(これは必要ないかもしれません)
プロパティの詳細設定 Network Address

次は、電源の管理タブを開いて、下図のようにチェックを入れます。
プロパティの電源の管理設定

これで、Windows 側の設定は終わりです。

次に、Windows で MACアドレスの確認をします。
スタートボタンをクリックして、プログラムとファイルの検索に command と入れます。
command というプログラムが出てきますので、実行します。
コマンドプロンプト画面が開きますので、
ipconfig/all と入れて Enter キーを押します。
出てきた内容を上のほうにスクロールして、「イーサネット アダプター ローカル エリア接続」
を探します。
そこの、物理アドレスをメモします。(1A-2B-3C-4D-5E-6E という形式です)
また、IPv4アドレス がローカルIPアドレスになりますので、これも控えておきます。
(192.168.xxx.yyyという形式です)
コマンドプロンプトでMACアドレスを確認

今度は、無線LANルーターの設定をします。
インターネットエクスプローラーを起動して、無線LANルーターの設定画面を開きます。
アドレスに 192.168.0.1 などと入れるようになっていると思います。
詳しくは、無線LANルーターの説明書で確認してください。
ID と パスワード を入れて設定画面にログインします。

私は NEC の Aterm を利用してますので、初期画面は下図のようになっています。
無線LANルーター基本画面

詳細設定を開いて、パケットフィルタの設定を追加します。
無線LANルーターパケットフィルタ設定
送信元ポート番号と宛先ポート番号は任意です。(60000から65000の間で好きな数字を選びます)

次に、ポートマッピング設定を追加します。
無線LANルーターポートマッピング設定
LAN側ホストは、起動されるパソコンのローカルIPアドレスを入れます。
ポート番号は、パケットフィルタの設定で指定した値を入れます。

これで、無線LANルーターの設定は終わりです。

次に、無線LANルーターの情報を確認します。
情報の現在の状態を見ます。
WAN側IPアドレス確認
WAN側状態の IPアドレス をメモします。(111.222.333.444 という形式です)

以上で、Windows 側の作業は終わりです。

ここからは、iPhone での操作です。
App Store から RemoteBoot をダウンロードしてインストールします。
アプリを開いて、右上の [+] マークをタップします。
新しい接続の追加画面になります。
iPhone RemoteBoot 設定

Name : 識別のために付ける名前 MyPC01 など好きな名前をつけます。
MAC : Windows でメモした物理アドレスを入れます。
    (1A-2B-3C-4D-5E-6E という形式です)
Broadcast : オフにします。
IP : 無線LANルーターで調べたWAN側 IPアドレスを入れます。
    (111.222.333.444 という形式です)
Port : 無線LANルーターに設定したポート番号を入れます。(60009など)
以上を入れたら Save します。

これで、すべての設定が完了しました。

パソコンをスタンバイにします。
iPhone の Wi-Fi を Off にします。
iphone で RemoteBoot を開いて、MyPC01 を選択してから、[BOOT] ボタンをタップします。
これで、Windows が起動して、利用できるようになります。


 
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TeamViewerによるリモートデスクトップ操作

リモートデスクトップのソフトを色々探していました。
利用者の評価・操作性・利用実績・多数のOSへの対応などを考慮して
TeamViiewerというソフトにたどり着きました。
このソフトは、世界で1億人以上の利用者があり、個人利用の場合には無料で全機能利用可能です。

リモートデスクトップというのは簡単に言うと、Aのパソコンの画面を
Bのパソコンやタブレットなどから操作するというものです。

TeamViewer起動画面(PC)

TeamViewerをそれぞれのデバイスのOSに見合ったものをインストールします。
上の画面はWindowsパソコン用の例です。

「使用中のID」というのは固定値で、デバイスごとに割り当てられます。

<訂正:パソコンを再起動すると異なる値になります。
  スリープやスタンバイから復帰した場合は、前と同じ値です。>

<<追記:TeamViewerからリモート再起動した場合は、元と同じIDになり、
   再接続できました。 >>

「パスワード」は、TeamViewerを起動するたびに異なる値が割り当てられます。
「パスワード」の右側の丸い矢印をクリックして、「個人的なパスワード」を指定すると、
常にそのパスワードで、利用できます。

もう一方のデバイスにも同じようにインストールして、
「パートナーID」に相手の「使用中のID」を入力し
「パートナーに接続」をクリックするとパスワードの入力を求められるので、
先ほどの「パスワード」または、「個人的なパスワード」を入力します。

これで、リモートデスクトップ接続ができます。
iPhone5(IOS7)で、Windos7パソコンに接続したときの
iPhone5のスクリーンショットです。
TeamViewer_iPhone5でのPCリモート画面

この時のWindows7側の画面は次のようになります。(全く同じです…当然です)
TeamViewer_PC側の画面

音楽や動画再生、オフィスソフトなどパソコン側の全ての機能と
CPUパワーが利用できます。
iPhone5側は、ただ画面を遠隔操作するだけなので、
それほどCPUやメモリーを必要としません。
また、相手のOSでしか動作しないアプリケーションも利用できます。

つまり、パートナーの利用環境を丸ごと利用可能になるため、
データやソフトをこちらで用意しなくても良いという利点があります。
在宅勤務でのソフト開発などがとても簡単に実現できるため、
障害者の就労に役立つと考えられます。

通信環境は、高速インターネット・Wi-Fi・4GLTEでは快適で、
動画や音楽再生も問題なく利用できました。
3G接続では、通信速度が遅く画面描画に時間がかかり、
音楽再生は音飛びして実用にはなりませんでした。


<参考>
TeamViewerパソコン用サイト
TeamViewerパソコン用サイト

TeamViewerモバイル用サイト
TeamViewerモバイルサイト
 
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